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​クラブMOI理論の解説

クラブMOIのMOIは「慣性モーメント」のことで、5,900g-c㎡を上限とするヘッドの慣性モーメントに関しては皆さん聞いたことがあるはず。クラブMOIマッチングはクラブMOIですから、クラブ全体のMOI=慣性モーメントを表します。

簡単にいえばクラブの振りやすい・振りにくいを数値化して振りやすいクラブ(=結果の良いクラブ)に揃える(マッチングする)ことで、気持よく振りきれるクラブにすると共に、番手ごとの球筋のバラ付きを無くしていくクラブチューニングです。

よく、ライ角は大切でライ角を合わせないと方向性が悪くなると言ったことを聞きます。
確かにライ角は大切ですし、ライ角が合っていないと方向性が悪くなると言えます。


しかしながら、ライ角が合っていても長い番手が右に行き、短い番手が左に行くのはなぜでしょう?

ライ角が合っていれば・・・という方々はその点に関して理論的な説明が出来ていない方も多いような印象を受けます。

実はスイングバランスで合わせてあるクラブは、一般的に長くなるに従ってクラブMOIは高くなります(図1)。

 

クラブMOIが高いと振るのにより力が必要となり、その力を上手く出せないと振り遅れます。

結果、ロフトは立って入り、フェースは開いて入ることとなりますから長い番手になるに従って球は上がらずプッシュスライスになります。ロングアイアンで球が上がらず右に行くのは、これが原因です(下図の1-Cの位置)。

反対に短いクラブではクラブMOIが低くなる傾向があり、同じ力でスイングした場合には振りすぎてロフトは寝てフェースは閉じて入ります。結果短いクラブでは引っ掛けが多発するということになります(上図3のAの位置)。

振りやすさ=クラブMOIが得意番手と同じであれば、長いクラブでの振り遅れも、短いクラブでの振り過ぎも無くなります。結果、ボールに当たるフェースの向きも角度も同じになり、球筋も得意番手と同じ球筋となります。

クラブMOIマッチングでこうした球筋のバラ付きを無くし、番手が違ってもスイングを変えずにすめばゴルフ自体も非常にシンプルに、結果も伴ってくるという訳です。

そんなクラブMOIマッチングは夢のチューニングといえますが、物理的な知識も必要ですし、ゴルファーによって異なる適正クラブMOIを見抜くフィッティング能力、そして0.1g、0.1mm単位でチューニングを行っていく高度な技術も必要となります。

クラブMOIマッチングは全く意味が無い?

クラブMOIマッチングを否定される方の中には、「腕や肩等の体の慣性モーメントや角加速度が考慮されていないから全く意味が無い」と言う方もいらっしゃるようです。

確かにそれは一理ある考え方と言えましょう。

ですが、そうお考えになる方ご自身であっても、実際に腕や肩の慣性モーメントを計測することは出来ません。
計測するには腕や肩を切断して計測する必要がありますから実際には不可能です。

ですが、ご安心ください。
腕や肩などの身体の重量や長さ、筋力や動かし方の癖などはハーフ終わっていくらバイキングで満腹になっても変化することはほとんどありません。
物理的に考えて変化しないものに関して考慮する必要はありませんから、クラブ単体でクラブMOIを計測しても何ら問題はありません。

また、クラブ総重量の番手間フロー(ヘッド・シャフト・グリップ・グリップテープ・ソケット・接着剤の量の重量管理)やシャフト振動数の番手間フロー(シャフトの番手間振動数管理)に関しては当然行っており、当然過ぎて書いていなかった位です。

「クラブMOIの調整は上記が完全に調整・管理されていなければ効果はゼロ、全く意味がありません。」とのことですが、当然行っているので効果はあると言うお墨付きを頂きましたね。逆にプロモーションして頂きましてありがとうございます。

逆に腕や肩のMOIを反映させようとしてアームを付けている工房さんもいらっしゃるようだとお聞きしております。
100人いたら100人で、100万人いたら100万人で違う腕の長さや骨格、筋肉や脂肪を全て反映させなければ全く意味のない、効果ゼロのMOIですから、当然アームも何万種類を付け替えて計測なされているのでしょう。

弊社では変化しない物に、そのようなことまでは出来かねますので、本当に頭の下がる努力をされているのだなぁと感服致します。